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大河ドラマ「麒麟がくる」第33話 あらすじ&感想【ネタバレ】

どうも、うめたろうです。

大河ドラマ「麒麟がくる」第33話「比叡山に棲(す)む魔物」は、11月22日の放送予定です。

「麒麟がくる」第33話のあらすじ&感想です。

 

キャスト

明智光秀(あけちみつひで):長谷川博己

明智左馬之助(あけちさまのすけ):間宮祥太朗

藤田伝吾(ふじたでんご):徳重聡

織田信長(おだのぶなが):染谷将太

柴田勝家(しばたかついえ):安藤政信

松永久秀(まつながひさひで):吉田鋼太郎

筒井順慶(つついじゅんけい):駿河太郎

足利義昭(あしかがよしあき):滝藤賢一

摂津晴門(せっつはるかど):片岡鶴太郎

朝倉義景(あさくらよしかげ):ユースケ・サンタマリア

山崎吉家(やまざきよしいえ):榎木孝明

駒(こま):門脇麦

望月東庵(もちづきとうあん):堺正章

菊丸(きくまる):岡村隆史

正親町天皇(おおぎまちてんのう):坂東玉三郎

覚恕(かくじょ):春風亭小朝

 

大河ドラマ「麒麟がくる」第33話「比叡山に棲(す)む魔物」あらすじ(ネタバレ)

浅井・朝倉軍の猛攻を受け、四方を敵に囲まれた織田信長。

朝倉軍は織田信長の反撃を予想し、比叡山に立て籠ります。

明智光秀は比叡山に潜入し、延暦寺の天台座主・覚恕(かくじょ)と面会を果たします。

 

しかし、覚恕は、領地や金銀を奪った織田信長を許しません。

各地では、織田信長に抵抗する勢力が立ち上がります。

伊勢国の願証寺(がんしょうじ)の門徒が、一向一揆をおこしました。

 

願証寺門徒は、隣国である尾張国を攻め、織田信長の弟である織田信興が討死。

織田信長は、京を捨て尾張に戻ろうとしますが、明智光秀が説得をします。

身動きがとれない織田信長は、帝の正親町天皇を通じて、敵国と和議を結ぶことを思いつきました。

 

大河ドラマ「麒麟がくる」第33話「比叡山に棲(す)む魔物」感想

 

「麒麟がくる」第33話「比叡山に棲(す)む魔物」が、放送されました。

 

近江の宇佐山城では、比叡山に陣をとる朝倉軍に、織田信長がイラだっていました。

三好の軍勢や本願寺に攻められる織田信長。

さらには、浅井朝倉軍とも戦闘態勢に入り、周辺は敵だらけとなりました。

 

織田信長は、朝倉と一戦交えて、比叡山を攻めるほかないと考えます。

明智左馬之助が光秀のもとに現れ、朝倉義景の家臣・山崎吉家の取次に成功したを報告をします。

明智光秀は、朝倉義景と直接話すため、比叡山に入り込みました。

 

京の二条城では、足利義昭と摂津晴門が話していました。

「織田も朝倉も、いつまで戦を続けるつもりだ」

足利義昭は和睦を勧めているが、一向に和睦をしないことを不思議に思います。

 

摂津晴門は、「両軍に和睦を致せと伝えている」と足利義昭に言います。

「ではなぜ、和睦をしない」と足利義昭は言います。

摂津晴門は、「わ・か・り・ま・せ・ぬ」と、しらを切りました。

 

駒は、二条城に来ていました。

「戦はいつまでつづくのですか」と足利義昭に問う駒。

 

足利義昭は駒に答えます。

「わからん・・・、しかし、どちらが勝っても死なせたくない者がいる」

「明智十兵衛もその一人だ・・・」

 

 

明智光秀は比叡山延暦寺で、朝倉義景と対面していました。

朝倉義景は、過去に世話をしてあげた明智光秀に、「恩返しをしに来たか」と皮肉を言います。

この長く辛い戦を、穏やかに終わらすために来ました」と明智光秀は言います。

 

そんな明智光秀に対して、朝倉義景は言い放ちました。

「辛いのは、八方塞がりのおぬしらのだろう」

「そなたの手を借りるほど、困ってはおらぬ」

 

明智光秀は、「ではなぜ、私にお会いになられた」と反論します。

 

雪が降れば越前に帰るのは、そうとう難儀でしょう」

「ここに兵を二か月あまり待機させるにも、兵が疲弊します」

「それを考えると、もはやこの戦は潮時ではございませぬか」

 

そんな中、延暦寺の天台座主・覚恕(かくじょ)が、二人の横を通ります。

 

朝倉義景は、明智光秀に言いました。

「都には叡山が手に入れた者を、織田信長が次々に奪っている」

「そのことを覚恕様は許せん、と思われている」

 

朝倉義景は、越前での一向宗衆と長年戦っていたことから、宗教の怖さを知っていました。

「お経を唱える者との戦に、勝ち目はない」

「信長に伝えよ・・・、この戦を止めたければ、覚恕様にひざまつけ!」

 

明智光秀は、朝倉義景に覚恕との面会を頼みました。

明智光秀は、覚恕と会うことに成功します。

 

覚恕は、兄である帝の美しさと、自分の醜さをいつも比較していました。

金と権力を持てば、兄に勝てると思った覚恕。

その全てを今、手に入れようとしていました。

 

しかし、そこに織田信長が現れ、手に入れた者を奪い獲っていく・・・。

 

覚恕は、明智光秀に言いました。

「あの都はわしの都じゃ・・・、返せ、返せ、返せ!」

 

駒のもとに、少年が薬を買いに来ました。

お金がない少年は、駒の薬を比叡山の僧に売ろと考えていました。

 

「叡山の坊さんは、薬を高く買ってくれる」

駒は、薬を少年に売ることにしました。

 

各地では、反織田勢力が動き出します。

伊勢長島の願証寺(がんしょうじ)の門徒が、尾張の古木江(こきえ)城を襲います。

古木江城は落城し、信長の弟である織田信興が討ち死にしました。

 

比叡山では、摂津晴門が覚恕と話をしています。

「織田信長はもはや、袋の鼠じゃ・・・」

「成り上がり者に、夢は見させぬ!」

 

摂津晴門もまた、都から織田信長を一掃したいと思っています。

「幕府と叡山は再び手を握り、古き良き時代を再び作ろう」と覚恕に言いました。

二人の会話を聞いていた徳川の忍び・菊丸は、明智光秀に二人の会話を報告します。

 

宇佐山城では、明智光秀と織田信長が話しています。

明智光秀の報告により、摂津晴門が覚恕と密会をしていたことを知る織田信長。

織田信長は、もはや幕府が当てにならない今、京を捨てて、美濃に戻ろうとします。

 

明智光秀は、織田信長を説得します。

「美濃に戻って、叡山の坊主に負けて帰ったと言えば、帰蝶様も笑うでしょうな・・・」

織田信長は、「自分の功績を思えば、皆がほめてくれる」と明智光秀に言います。

 

しかし、冷静になった織田信長は、「帰蝶は笑うか・・・」と呟きます。

織田信長は、帝に和睦をお願いすることを決意します。

 

京の御所では、帝と望月東庵が囲碁を打っていました。

帝は、「織田信長が、和睦をしたいと言ってきた」と望月東庵に打ち明けます。

 

帝は望月東庵に、続けて言いました。

「覚恕は弟ゆえ、何を考えているかがすべてわかる」

「己の力を誇示し、兄に頭を下げさせたい」

 

強大な富を手に入れた弟が、御所の屋根板一枚も直そうとしないことを嘆く帝。

さらに、酒を飲み、女遊びをし、賭け事にふける覚恕を見て、「無惨な男だ」と呟きます。

織田信長は、覚恕が見て見ぬふりをしてきた御所を修復しました。

 

帝は、織田信長を助けることを決めます。

これにより、織田信長と敵対する勢力の和睦が成立しました。

 

 

二条城では、足利義昭により、祝いの席が設けられていました。

そこには、筒井順慶と松永久秀がいました。

松永久秀は悔しさを表すと、その場を離れます。

 

そこに明智光秀と遭遇しました。

この席は、筒井順慶が足利義昭の養女を娶ることになったお祝いの席でした。

筒井順慶と領地争いで敵対していた松永久秀の怒りは収まりません。

 

「公方様は、何故、わしを笑いものにしようとしたのか・・・」

「これが公方様じゃ・・・、これが幕府じゃ・・・」

 

「わしは、幕府を離れるぞ!!」

明智光秀にそう言うと、松永久秀は帰って行きました。

 

そこに摂津晴門が、明智光秀の前に現れました。

明智光秀は、摂津晴門に「なぜ、この場に松永久秀を招いたか」を問いただします。

 

摂津晴門は、明智光秀に答えます。

「皆が力を合わせて、幕府を支えてほしいと思っている」

「ほんの親心でございます・・・」

 

すると、明智光秀は、摂津晴門に怒りを表します。

「摂津殿が叡山で、織田と和睦をするなと進めていたことも親心と申すか!」

 

摂津晴門は、「戦はすでに終わっているではないか」と答えました。

すると、明智光秀の怒りは、さらにこみ上げてきます。

 

「信長様の戦は、まだ終わってはいませぬぞ!」

「叡山の主も無償のままでいる・・・、古く悪しきものが、残っておるのだ」

 

「それを倒さねば、新しき都はつくれぬ」

「よって、戦は続けなければならぬ・・・、おわかりか!!」

 

織田信長は体制を整え、比叡山に攻撃を決行します。

「叡山こそ諸悪の根源・・・、出陣じゃ!」

織田信長の号令のもと、織田軍は比叡山に襲い掛かります。

 

戦いの現場には、駒から薬を売ってもらった少年もいました。

少年は織田軍に襲われ、その場で亡くなりました。

 

武器を持たない者も、皆、切り捨てろという織田信長。

明智光秀も必死に戦う中、家臣の藤田伝吾は明智光秀に聞きました。

「信長様の言う通り、一人残らず切り捨てますか?」

 

明智光秀は、藤田伝吾に答えます。

「女子供は逃がせ・・・、皆にそう伝えよ」

 

苦悶の表情を見せる明智光秀。

比叡山を攻撃する明智光秀の心境はいかに・・・。

 

明智光秀は幕府の行いに終始、怒りをあらわにしていました。

そして、ついに比叡山の総攻撃が始まりました。

 

比叡山の僧たちは討たれて当然の行いをしてきたと視聴者に思わせる。

しかし、子供や女を無惨にも殺す織田軍。

どちらが善で、とちらが悪かはわからない演出がされていましたね。

 

明智光秀の苦悶の表情の意味は一体・・・。

次回、ついに比叡山が炎に包まれます。

 

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